バッファローのNASが起動しない!立ち上がらない時の試行錯誤事例

LinkStation

バッファローのNAS、LinkStation LS-QLシリーズを長期間使っていたら寿命が来たのか、立ち上がらなくなってしまいました。

私はちょっと知識があったので内蔵ハードディスクをLinuxパソコンにマウントさせて、ごりごりといじって何とかパソコン上ではファイルが読めるようになったのですが、修復した(つもり)のハードディスクを再びLinkStationに戻したら、全く立ち上がらず(正確に言うと起動はするけれど、正常に立ち上がっていない状態になる)、滅多に体験出来ないようなLED点滅とエラーコードを多発させる事態になってしまいました。

本記事では、バッファローのNASが起動しない(立ち上がらない)時の、3パターンの失敗ケースについて、原因分析を含めた事例を紹介します。

バッファローのNASが起動するけれど想定のアクセスが出来ない場合

LinkStation

Linuxで修復したHDD合計4本をNASに格納して、起動してみました。

結果、まず、ファイルシステムチェックが終わりません・・。

NAS Navigator2で状況が分かるので、定期的にチェックしてみたところ、時間はかかるけれど、進行していました。

結果、24時間後位に全部のディスクがチェック完了しました。

しかし、この時点でRAIDは認識しないし、折角ハックしたのにtelnetでも入れません。

NASにアクセス出来ない原因は?

パソコンに搭載して、ハードディスクのArray領域だけ何とか読めるようにしたのですが、今回は、いくつかのハードディスクのboot領域とroot領域にも破損があったようで、それも修復しないと直らないことが判明しました。

また、telnet化のハックをしたのはハードディスクの1番だけでしたので、残り3本とのroot領域の同期が取れていないことにより、おかしくなってしまいました。

バッファローのNASがLEDオレンジ点灯で起動しない場合

NAS-FAN

もう一度、手順をやり直して仕切り直し、まずはハードディスク1本から、起動するか試してみました。

今回も起動に時間がかかるようなので、そのまま8時間くらい放置しておいたら、LEDランプが全部オレンジ色に点灯していました。

NASがオレンジ点灯で起動しない原因は?

バッファローのNASの機種にもよりますが、LinkStation LS-QLシリーズの場合は、すべてのLEDがオレンジ点灯したら、ファン異常ということになります。

これについては対策は簡単で、ホコリを取り除く掃除をしてあげたところ、このエラーは出なくなりました。

バッファローのNASが青色LEDでもアクセス出来ない場合

TeraStation 6000

ファン異常を解決したので、再度、まず、ハードディスク1本から、LinkStationを起動してみます。

すると、普通に青色LEDが付いて立ち上がりました。
青色LEDは、正常に認識された時のインジケーターです。

しかし、全くアクセス出来ないし、Pingも通らない。

NASが正常起動でもアクセス出来ない原因は?

ハードディスクを複数本格納すると、root領域の同期(実際はRAID1で同期しなくてはなりません)が取れていない事によりおかしくなります。

一方、ハードディスクを1本だけ格納すると、Array領域がRAID5なので中途半端です。

今回は更に、一本目のハードディスクをハックしてroot領域を書き換えているので状況は更に厄介です。

起動してもPingが通らないのはroot領域とboot領域に原因があります。

root領域とboot領域を復活させるのがEMモードです。
つまりEMモードになりさえすれば、復活の兆しはある訳です。

そこで、LinkStationをEMモードで起動させる裏技を適用します。

前回は適当なファイルを1つだけリネームしたのですが、今回は大胆に、

# mkfs.ext3 /dev/sda1

とやって、boot領域にあるファームイメージをbootパーティションごとがっつりフォーマットしてしまいました。(これは正直失敗でした)

これをやるとE06エラーが表示されるようになり、ファーム異常で立ち上がらなくなるのです!

EMモードにもなりません。どうやら、EMモードになるためのプログラムも、bootパーティションの中にあったのを一緒に壊してしまったようです(笑)。

今回の「UbuntuではなくてLinkStationで立ち上げる」というチャレンジが失敗した理由もここにあります。

これまで、データ領域のRAID5部分の復旧にばかり目が行っていましたが、動作がおかしくなる理由は、ブート領域にあります。

もう少し詳しく書きましょう。

bootパーティション(/boot ) = ファームイメージが置かれている。RAID1で冗長化されている。
rootパーティション(/ ) = /etc/passwd などはここに入ってる。rootのパスワードもここにある。RAID1で冗長化されている。
データ領域(/mnt ) = array1 array2 などのフォルダが作られていて、RAID5でデータが高速化および冗長化されている。

上の3つのうち「bootパーティション」と「rootパーティション」が、コンピューターが動く為に必要な領域で「ブート領域」または「OS」と呼びます。

つまり「LinkStationのブート領域の仕組みを理解し・修復する」という一大命題が課されたのです(汗)。

で、この状態から復旧する方法は無いものか? と調べたら、tftpで立ち上げる という、こちらも裏技的なものが見付かりました。

この方法はちょっと奥が深いので、次回↓に詳しく書きます。

LinkStation/TeraStationをtftpブートする【E06エラーからの復旧】

まとめ

バッファローのNASが正常に起動しなくなった(立ち上がらなくなった)原因について書いてきました。

ポイントは3つ。

  • バッファローのNAS(LinkStation/TeraStation)は一度電源を落とすと起動にかなり時間がかかる
  • バッファローのNASを起動してLEDがオレンジ点灯した場合は、FANにホコリが溜まっているのかも?
  • RAID構成のバッファローのNASはroot領域やboot領域もRAIDになっているので、HDDをパソコンに繋いでハックする時は気を付けて!

Windows10にアップグレードしたら、LinkStationのHDDが壊れてEMモードにすらならずにハマってしまったけれど、Linuxの機能を駆使して完全復旧させた私の体験の一部始終を読みたい方は、以下の記事から進んで下さい。

故障したLinkStationから自力でデータ復旧した方法

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