名探偵コナン「ゼロの執行人」はアニメ版99.9だった!(ネタバレ無し感想)
劇場版の名探偵コナン、今年も始まりましたね! 2018年の題名は「ゼロの執行人」。
今回のキーパーソンは「ゼロ」=「降谷零」=「安室透」という訳で、また、黒の組織に一歩近付くのかな? なんて期待しちゃいますよね。
直前のTV版「名探偵コナン」でも「安室透」さんがちょっと怪しげな行動をしたりして、善人なのか悪人なのか? 疑惑を深めておいてから、映画につないでいく手法となっていました。
果たして、今回、安室透さんはどこまでやっちゃうのか? 色々気になりますね。
あ、この記事、最後まで読んでも、その核心となる答えについては書いてありませんよ(笑)。そこは謎のまま、劇場へ足を運びましょう。その方が楽しめます。
この記事では、劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』の全体的な感想・お客さん情報や混み具合・公式予告編・テーマソング・声優さん情報、などをネタバレ無し程度にご紹介します! 最後まで楽しんで行って下さい。
引用:名探偵コナン劇場版「ゼロの執行人」公式サイトより
公式予告映像
まずは、テレビでも放映されている劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』の公式予告編について確認してみました。公式予告編は、YouTubeにアップロードされているんですね。さすがコナン。今どきの手法です。
予告編は古いものは2017年12月から公開されているのを知っていますか?
一番古いのがこれです。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』特報【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
この時点ではまだ、主題歌が完成していませんので、BGMがあくまでもTV版の名探偵コナンである点が特徴です。
そして、次に公開された予告編がこちらです。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』福山雅治主題歌 特報2【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
この予告編はテレビCM用で30秒程度のショートバージョンになっています。
これをWebムービー用に90秒にしたロングバージョンも別にあります。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』福山雅治主題歌 予告映像【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
公式予告編はどちらも福山雅治さんの歌う主題歌が使われていて、ドキドキ感が伝わる良いものになっていますね。
スペシャルゲスト声優の発表もされています。上戸彩さんと博多大吉さんです。
公式予告は90秒と長いため、映画の中でも重要なシーンを細切れに、パッパッと入れているのが特徴です。
これは映画を見た後でも楽しめるくらい良く出来ていて、ストーリーを全部思い出せちゃいますね。
これらの予告編は映画公開の2ヶ月も前に公開されているんですよ。
次に、映画公開の1ヶ月前の3月15日、毛利蘭ちゃんがJKに扮して予告編をするという、パロディ版が公開されました!
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』毛利蘭×極秘任務 蘭チャンだってJK篇【2018年4月13日(金)公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
蘭ちゃんが恥ずかしそうにJK用語を使いまくる所が可愛いです。
っていうか、言葉が分からなすぎて、イミフです(爆)。
そして次に4月1日。大々的にTVCM開始です。15秒CM用動画が次々と公開されまました!
まずはキーパーソン「安室透」を中心としたバージョンです。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』TVCM<安室透編>【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
続いて、ラストシーンの迫力をメインに伝えたバージョンです。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』TVCM<壮絶なラスト編>【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
さらに、4月2日にはWebムービー用の特報動画が3つ公開されました。
長さがそれぞれ違います。
まずは23秒バージョンです。
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』ラストシーンがスゴい!【2018年4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
この動画はさっきのTVCM<壮絶なラスト編>と内容はかぶっています。インターネットのCM用に長くしてありますね。
続いて30秒の街角インタビュー風予告です。
引用:【速報!】名探偵・毛利小五郎逮捕!?<ショートver>劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』【4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
宣伝が上手いですよね。毛利小五郎が逮捕されるという異常事態をネタに、街角インタビューをして予告編にしてしまいました。
ちょっと笑っちゃう内容ですが(笑)。
そして4月2日の最後が55秒の街角インタビューです。
引用:【速報!】名探偵・毛利小五郎逮捕!?<ロングver>劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』【4月13日公開】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
こちらは、さっきのショートバージョンには無かったインタビューが追加されています。
街角インタビューバージョンは、こちらだけを見れば十分でしたね。ゴメンナサイ。
そして最後がコメンタリー版。こちらは公開日に合わせて公開されました。
こちら
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引用:劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』TVCM<コメンタリー編>【大ヒット上映中!】 / 東宝MOVIEチャンネル 公式(YouTube)
コナン君と安室透さんがお話しながら作品を紹介するというもの。
ホッとする感じの温かい予告編TVCMですね。たぶん、テレビ版の名探偵コナンの合間のCMで毎回使われますよ。
予告編を見ると、映画を見に行こう! という思いが強くなりますよね。
以上が予告編の全部紹介でした。
客層や混み具合は?
名探偵コナン『ゼロの執行人』は公開2日目&週末初日の土曜日にTOHOシネマズ川崎で観てきました。ほぼ満席だったと思います。TOHOシネマズは座席のWeb予約が出来るので、空き状況をチェックしながら夜20:55~の回を予約しました。当日夕方16:00頃の予約でしたが、良い席は既に埋まっていて、半分弱残っていました。
TOHOシネマズは毎月14日が「TOHOシネマズデイ」になっていてチケットが1,100円と安いんです。
そのため、名探偵コナンファンとしても、この最初の週末である4月14日に「チケットも安いしTOHOシネマズに行こう!」と思った人が多数居たようです。
名探偵コナンは、客層が老若男女混合型で、幅広いんですが、やっぱり子供には人気で、映画公開日近くは日中帯が混みます。
私はいつもラストの一番遅いレイトショー狙いなんですが、22:55~の回だと帰れなくなるので(爆)、一つ前の20:55~のレイトショー時間を選びました。
もちろん「TOHOシネマズデイ」の方が安いため、レイトショー価格は適用されませんが。あくまでも混雑回避のために、この時間で。
恐らく終電に間に合わないラストの回は、空いていたと思います。行ける人が限定されますからね~。
客層ですが、金曜日の初日は「女性客が多かった」という情報を入手していたんですが、土曜日のレイトショーは逆でしたね。
男性客が多く、6割男性だったと思います。
女性客はカップルで来ている人が多かったです。
女性一人客は少なめ、子供や親子連れも少なめ。
正直、20時台なら、もう少し子供が来るかと思いましたが、川崎の夜はあまり子供を連れて行こうという発想が無いのかも知れません。
アニメの映画か?! と思うくらい年齢が20代、30代、40代に限定されていた感じです。
レイトショーはやっぱり独特ですね。
という訳で、映画の人気は上々で、今回も大ヒットが期待されますね。
引用:ツイッターより
全体的な感想
いよいよ劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』の全体的な感想です。「ハラハラ・ドキドキ」感がとても良かったです。劇場版名探偵コナンは、毎回、視聴者を飽きさせない為に、少しずつ新しいエッセンスを加えてきます。
前回は「恋愛ストーリー」で、ホロッとさせましたよね。(2017年公開「から紅の恋文(ラブレター)」)
今回の目玉は何だったんでしょう?
一つは「安室透」さんのカッコ良さ。これは予告編からも分かることで、女性客の中には「安室透」ファンも居るようですね。
この目線では、今回、最後までたっぷり楽しめます。
私は「IoT時代の反映」という点が上げられると思います。
あまり詳しく書けないのですが、TV版の名探偵コナンで、IoT家電が誤動作するっていうシーンがありましたね。
あのシーンもうまく伏線になっていて、映画の中でも家電製品が誤動作するんです。
他にも「数年前だったら絶対に描けなかったなぁ・・」と思うような、スマホやインターネットを多く活用したシーンがありました。
話題のドローンも「IoT時代の申し子」ですよね。
ドローンもしっかりストーリーに登場してきます。
子供たちが楽しそうに操縦していましたね。
こちらも、そう。TV版の名探偵コナンで、一週間早く、博士の作ったドローンを登場させて、伏線を作っています。
名探偵コナンも長くなってきたので、その時その時の「時代背景の反映」が重要になってきて、反映のスピードも1~2年遅れではなくて、「今」の時代背景を反映するようになってきた。
子供達の年齢は何年経っても変わらなくて小学生だけど、時代はどんどん凄いスピードで発展し、移り変わってゆく。
名探偵コナンの中に「IoT」がどんどん出てくると、私は色んなことを考えてしまいますね。業界人なので(爆)。
ちょっと話が変な方向に行きそうなので、IoTはこの位にして、他の感想です。
毎度おなじみのハラハラ・ドキドキ感ですが、今回は後半にかけて、畳み掛けるようにピンチがやってきて、そのレベルは『天国へのカウントダウン』並に面白かったです。
『天国へのカウントダウン』は2001年の作品で、はや17年前ですが、コナン映画のアクションと迫力の凄さを知らしめた、過去の名作で、人気投票でも上位なんです。
それと比べられる位、楽しめる作品だったので、アクション娯楽アニメ映画として、今年も楽しむぞ~!と思ってコナン映画を見に行く方は、満足出来ます。毎度おなじみの凄いウルトラCも見れます(笑)。
次に挙げられるのは「出演者達の成長・たくましさ」です。
小学生が主人公ということで、いつもなら頼りない所も出てくるのですが、今回は、全員がしっかりと活躍しました。しかも、失敗しない。元太君も足を引っ張りません(笑)。
今回のストーリーでは「目に見えない謎の敵」と、いつものレギュラー陣が一丸となって闘う形になっています。
だから、レギュラー陣たちが皆、たくましいことが意味があるんですね。
「俺達は皆成長して強くなった。力を合わせて頑張れば、司法の壁にだって立ち向かえるさ!」
という、スカッとする勧善懲悪ストーリーがベースにあります。
ん? 「司法の壁」?
そうなんですよ。今回の敵は 警察・裁判所・弁護士 で構成される司法の仕組み。
丁度「99.9~刑事専門弁護士~」が昨年流行りましたよね。
それと同じように、逮捕された毛利小五郎のおっちゃんは、99.9%有罪になりそうな状況だったんですが、それをひっくり返すために、レギュラー陣全員一丸となって頑張ってます。
つまり、これは「コナン版の99.9」だったのです。だから面白い!
トレンドを追いかける名探偵コナンですが、昨年度のヒットドラマにインスパイアされて、「コナン版の99.9」を作ってしまったんだと私は推理します(笑)。
テーマ曲
今回の劇場版名探偵コナン『ゼロの執行人』の主題歌は、ご存知、福山雅治さんが担当されました。「零 -ZERO- / 福山雅治」という曲で、まさに、この映画のために作られた曲です。
ラテン風でダンサブルな曲調は、「Gang!」に似ていますね!
公式プロモーション用動画もありますので見てみましょう。
こちら
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引用:福山雅治 – 零 -ZERO- (LIVE at BUDOKAN 2018) 劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』Collaboration Music Clip (Short ver.) / 福山雅治 FUKUYAMA MASAHARU 公式(YouTube)
どうですか? めちゃめちゃカッコイイんですが、これ、劇場で映画のエンドロールと一緒に見ると、更に凄い迫力です!
過去の名探偵コナン劇場版シリーズの中でも、ここまでカッコ良くてヒットしそうなポップチューンは珍しいです。
もちろん、作詞作曲も福山雅治さんですよ。
こんな曲、作れちゃうなんて天才ですね。
という訳で、今回の映画作品の中でも、福山雅治さんの起用に関しては「イチオシの良い点」となっています!
引用:ツイッターより
芸能人声優について
名探偵コナンの劇場版では、毎回、有名芸能人が声優に挑戦し、下手だの何だのってけなされるんですが(笑)、『ゼロの執行人』はどうだったでしょうか?実は今回は、「とても良かった」です。
橘境子役と羽場二三一役が芸能人声優であることは、観ていれば何となく分かります。
声にどうしても、あと一歩の「艶(つや)」が出ないのが、プロの声優との違いですよね。
ただ、上戸彩さんも、博多大吉さんも、それぞれ彼らの声であることは全く感じさせない位、うまく映画の配役の中に溶け込んでいました。
上戸彩さんは声優の仕事が過去に10回近くあるので、結構上手なんだと思います。元々、声も高くて可愛らしいハリのある声質ですから、上戸彩さんは声優に向いているんですよね~。
一方の博多大吉さんは今回で2回目というほぼ初めてに近い感じであるにも関わらず、今回特別な役柄をうまく演じてくれました。良かったですね~。
今回の配役については、いつもより良かったと思います。
以上、名探偵コナン劇場版「ゼロの執行人」のネタバレ無し・感想でした。
オススメですので、必ず劇場に足を運んでご覧くださいね!