FTPソフトとして今もっとも使われているのが「FileZilla」「FFFTP」「WinSCP」の3つです。
最近の流行りは「FileZilla」と「WinSCP」の2つですが、ソフト選びにこだわるなら、その特徴を知って、上手に使い分けたいですね。
私はブログ作成にWordPressを使っているんですが、WordPressのバックアップを取る時にFTPソフトの転送速度の遅さにウンザリします・・。
これはWordPress本体のファイルはファイル数が非常に多いからなんです。
そこで本記事では、実際にWordPressを転送してみて3つのソフトの速度比較をしてみました。
FFFTP
FFFTPは最も歴史のあるFTPソフトです。
操作画面がシンプルで、余計な機能が付いていないので、パソコンに詳しくない人でも簡単に使うことが出来ます。
1度開発終了したのですが有志の方が機能を追加したりしてセキュリティ機能も追加されています。
まずはFFFTPの転送結果をベースに、残りの2つを比較してみましょう。
WordPressの特定のフォルダをテスト用に使ってみました。
結果:2分20秒
2分20秒で転送が終わりました。
まずは、これを基本とします。
ちなみにFFFTPの場合は「ファイルの上書き確認」の画面が出ました。
これはFTPのセッションが1分程度でタイムアウトするために出る事象です。
別の記事↓で解説しています。
FileZillaで「ターゲットファイルは既に存在しています」と出てしまう時の対処法
FileZilla
FileZillaは今、最も人気のあるFTPソフトです。
ネットでも色んな人がこのFileZillaを薦めていますね。
FileZillaの操作画面もシンプルで使いやすいです。
タブで複数同時に使えるので、ブラウザっぽくて今どきのツールという感じがします。
セキュリティ機能もメジャーなものは付いているので、ニーズに敏感なソフトと言えます。
では測定してみましょう。
FFFTPの時と同じファイルをフォルダごと転送してみます。
結果:1分16秒
なんとたったの1分強で転送が終わってしまいました。
FFFTPと比べると半分くらいの時間で転送が終わったので、圧倒的な速さです。
パソコンに詳しい人でも「FileZilla良いよ」と言って薦める理由はこの転送速度だったようです。
FileZillaはとくに小さなファイルを大量に転送する時に威力を発揮するので、WordPressユーザーの間でも人気です。
ちなみにFileZillaも1分経つと「ファイルの上書き確認」の画面が出ました。
これについては↓別記事で詳しく解説しています。
FileZillaで「ターゲットファイルは既に存在しています」と出てしまう時の対処法
WinSCP
最後にWinSCPです。
WinSCPはパソコン上級者の方法に支持されているFTPソフトです。
その特徴は「セキュリティ機能の充実」「上級者向けの機能が豊富」という点になります。
個人的には「ファイルの上書き確認」の画面が出ない点でお気に入りのFTPソフトです。
WinSCPはファイルの転送が丁寧で、1つファイルを転送する毎にFTPの2つのセッションを張り直しています。
そのため、セッションタイムアウトが発生せず、途中で切断・再送される事なく綺麗に転送されるのです。
さて、同じフォルダを転送してみた結果ですが、
結果:1分55秒
ちょうどFileZillaとFFFTPの中間の転送性能となりました。
WinSCPは前述の通り、1つ1つセッションを張り直してファイルを転送しているので仕組み上、時間がかかるのですが、その足かせがあってなおかつ、これだけの性能が出れば十分でしょう!
ランキング
3つの結果が出揃いましたので、ランキング形式に表にまとめました。
順位 | FTPソフト | 転送時間 | 備考 |
1 | FileZilla | 1:16 | 速度に拘るならこれ! |
2 | WinSCP | 1:55 | 完璧を求めるならこれ |
3 | FFFTP | 2:20 | 今使っていて不満が無ければOK |
こんな結果になりました。
圧倒的な速度でFileZillaに軍配が上がりましたが、それぞれの好みに応じて使い分けて下さいね。
以上「FileZilla」「FFFTP」「WinSCP」の転送速度比較でした。
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