HHKB Hybrid Type-Sを23年前の初代と比較してみた結果

2021年2月23日

テレワークで家で仕事をする時間が長くなり、家のパソコン環境を快適でストレスの少ないものにしようという人が増えていますね。

私も最近、日本語IMEやマウス、ディスプレイ等を見直したが、最後の砦となったのがキーボードでした。

文字入力の環境が整ってくると「いかにして、速く、そして入力間違いを少なく」文字入力を出来るか?が気になってきます。

家にはデスクトップパソコンがあり、23年前に買った「初代HHKB」が今もつながっています。
これだけ長く使っていると体の一部のようにしっくりきます。

一方、近年、仕事でも家でもノートパソコンを使うことが多くなって、この古いPS/2接続の初代HHKBは出番が減ってきました。

ただノートパソコンのキーボードのレイアウトをHHKB風にしたりして環境を整えていったら、私の入力が速すぎるのか「打ち間違い」が増加、明らかにペラペラのキーボードを使っていることが原因です。

そんな訳で、満を持して、23年振りに、一番新しい「HHKB Professional HYBRID Type-S」を購入しましたので「初代HHKB利用者」の目線でレポートしてみます。

どのモデルを買うべきか

HHKBには複数のモデルが存在して、初めて買う人であれば結構迷うと思います。

しかし、初代HHKBを持っている身としては「キーボードの作りに最もお金をかけているモデルを選ぶべき」というのがポイントです。

PFUの公式サイトを見ると『Speed(高速タイピング性)とSilent(静粛性)に優れる「Type-S」のキー構造』と書かれており、構造にもとても拘りを持っていることが伺えます。
これこそがHHKBの良いところなので、Type-Sの一択になります。

Type-Sの中から更に色々選べるのであれば迷いますが、今は「HHKB Professional HYBRID Type-S」しか売っていないので、すぐに決まりました。

次に、キーボードレイアウトですが、私はスペースキーの左側にあるキーを「全角/半角」キーにカスタマイズして使う癖があるので、このキーが大きい英語配列です。
これについてはレイアウトは好みで決めて良いと思います。

最後に刻印ですが、墨とか無刻印とかは、たまにしか使わない「PSc/SRqキー」等を探す時に、見つけ辛くて困るので「」を選びました。
使いやすいです!

外観

購入はPFUダイレクトでもAmazonでも税込み価格は同じで、届くまでの日数もどちらも「2~3日」と書かれていたため、PFUダイレクトで購入しました。

結果、翌日に届きました。
神奈川県だからかも知れません。
早かったですね。

届いた「HHKB Professional HYBRID Type-S」と初代HHKBを並べて写真を撮りました。

初代HHKB比較

23年使ったものは流石に黄ばんでいます(汗)。

デザインは「HHKB Professional HYBRID Type-S」の方がスッキリとして洗練されていますね。

重さはどっちも、それなりにずっしりとしています。
HHKBは元々重いので新旧であまり変化ありません。

Bluetooth性能

さっそく届いたのでBluetoothで接続して使ってみました。

初代HHKBには無い機能ですので、期待と不安があります。

電波による「遅延」や「チャタリング」、「反応の鈍さ」などを心配しましたが、全く問題なく、有線で繋がっているかのような自然な使い心地でした。

複数の端末を登録

HHKBのBluetoothは4台まで同時に接続登録できるんですが、その使い分けが秀逸です。

キーボードのFn+Controlキーに加え番号キーを入力することで、どの端末と接続して入力したいかを能動的に選べるんです!

うちにもノートPC複数台とiPhoneとAndroidがありますので、これは助かります。

省電力機能とスリープ

最初少し戸惑ったのが「省電力機能」です。

これは一定時間使わないと、自然に電源が切れる機能となっています。

電源が切れているので、キーボードにさわっても反応しません。
改めて電源ボタンを長押しする必要がありました。

私は複数台のパソコンを同時に立ち上げて仕事をするので、ふと気づくと電源が落ちていて困りました。
そこで、省電力機能はDIPスイッチの6番を切り替えて、機能オフにしました。

省電力機能はオフにしても、スリープ機能は働いている・・と書いている人が居たので、この使い方でいつまで電池が持つか、身を持って実験してみようと思います。

結果は後日、追記します。

打鍵感

最後に一番重要な「キーボードを打った感じ」を比較してみます。

これについては新旧で色々と違っていますので、順を追って記載します。

静音性

初代HHKBと「HHKB Professional HYBRID Type-S」では全く異なる打鍵音がします。

初代HHKBは「やさしく押せば無音でキーボードを打ち続けられる」静かさがありますが、キーを戻す時の「カチャ」という音がするため「いかにもキーボードの音」がします。
でも、かなり静かなことは間違いありません。

そしてスペースキーは作り上、かなりカチャカチャ音がしてしまいます。

一方「HHKB Professional HYBRID Type-S」は「スコッ」とか「キュッ」とかいう音しかしません。
問題のスペースキーも「スコッ」「コツン」としか言いません。
多少強く打鍵しても「スコッ」「コトン」としか音が出ません。
圧倒的です。

ただHHKB初代と比べると「静かに打った時の摩擦音」が気になるかも知れません。
この音は安っぽさを感じます。
もしかするとキーのプラスチックの材質の違いかも知れません。

「キュッ」という音は新しいからまだ摩擦音がしてしまっているようです。
これは長く使っていくうちに無くなると予想されます。

総合すると「HHKB Professional HYBRID Type-S」の静音性がいかに優れているかが分かる結果でした。
その差は「強く打った」時によく分かります。静かです。

私は「優しくブラインドタッチ」するタイプなので、その静音性の恩恵は受け無さそうです。

キーの高さ

HHKBはキーのストロークが長めですが、キーは最後まで下げなくても反応します。

だからHHKBに慣れてくると「それで本当にキーボード叩いてるの?」と見えるような滑らかなブラインドタッチが可能になります。

キーボードの上で指を踊らせるだけで入力が出来ている感じです。

そのため、キートップが通常時にどの高さにあるかが非常に重要です。
キーを押下した時の位置ではなくて、キーが上がっている時の位置に合わせて、指を踊らさせる必要があるからです。

という訳で比べてみました。

HHKBキートップ高

横から見ると分かりますね。

初代HHKBと比較すると「HHKB Professional HYBRID Type-S」はキートップが少し高いです。

そのため、今までよりも少し高い位置で指を踊らせる必要があり、手が疲れる可能性があります。

これは僅かの違いではありますが、手の疲れは数ミリで変わることがあります。

湾曲の度合い

実際キー入力してみると、キートップの高さ以上に「キーの位置が高く」感じるので、何故だろう?と思って、よ~く見たら、「HHKB Professional HYBRID Type-S」よりも初代HHKBの方が、キーボードのホームポジションにあたる「ASDFGHJKL行」の部分が、強く湾曲していて低くなっています。

これも、左右くっつけて写真に撮ったので、これを見ると初代HHKBの方が湾曲していることが分かります。

HHKB湾曲

「HHKB Professional HYBRID Type-S」の方が真ん中が高いため、段差が出来てしまっています。

この点は初代HHKBの方が中心部の湾曲度合いが大きくて「打ちやすい」ということになります。

「HHKB Professional HYBRID Type-S」も湾曲していない訳では無いのですが、真っ直ぐに近くなっています。
大量生産のせいでしょうか。ちょっと残念ですね。

パームレスト

「HHKB Professional HYBRID Type-S」の唯一の欠点と言える「キートップの高さ」を補うために、PFUダイレクトでは「オプション品のパームレスト」も売ってるんですね。

4,000~5,000円と結構良い値段しますが、他で買ってもだいたいこの位はしてしまうようです。

公式サイトで売っているものはサイズもピッタリなので余裕があったら買っても良いですね。

私の場合は、パームレストを使ってしまうと15mm~20mm手の位置が高くなる・・という点に懸念があり、少し違うものを買いました。

何故なら初代HHKBに慣れているので「ほんの数ミリ」キーの位置を下げたかっただけなのです。
パームレストは15mm以上手の位置を底上げしてしまうので私にとっては「上げ過ぎ」となります。

そこで購入したのがこちら↓

まな板パームレスト

ダイソーで110円で売っていた「ミニまな板」です。
なかなかピッタリのサイズです。
厚さはわずか9mmです。
少し底上げされ、木の質感も、角のカット処理も「手に優しい」感じです。

初代HHBKから買い替えされる方で「高さに違和感」をお持ちの方は、オススメです!

以上、最新の「HHKB Professional HYBRID Type-S」と初代HHKBを比較してみた結果、概ね良好だったけど最後に「ミニまな板」が必要になったという製品リポートでした!