故障したハードディスクを物理フォーマットで復活【low level format】

2021年2月14日

Windows10からアクセスしているうちに、壊れてしまったLinkStation。

前回、壊れたハードディスクのみ新品と入れかえ、LinkStationをRAID5で復活させました。

今回は、壊れたと判定して外したハードディスクをフォーマットし直して、まだ使えるかを試します。

壊れ度合いによって異なるフォーマット方法がありますので、本記事で紹介します。

通常のフォーマットで再利用できる場合

ここまでの様子からすると、Disk2は物理的に壊れていて、Disk1はソフト的に壊れていただけのようです。

ソフト的に壊れただけの場合、サルベージしている最中もあまり時間がかからないので、そこで判断します。

逆に物理的に壊れている時は、何もするにも時間がかかります。time out のエラーが出やすいのが特徴です。

ソフト的に壊れていただけならば、LinuxでもLinkStationでも普通にフォーマットを行えばOKです。

旧Disk1は、Windowsからフォーマットしました。問題無しです。

さらにWindowsのディスクチェックを走らせます。こちらもエラーが無く、OKでした。

これで旧Disk1は、何に使ってもOKです。

物理フォーマットが必要な場合

問題は物理的にヤバそうな旧Disk2への対処です。

不良セクタが沢山あることは明白ですが、不良セクタを読み飛ばせば他の領域は使えるはずです。

ハードディスクの不良セクタを読み飛ばして再利用する方法については、間違った情報も流れています。
その中で正解と言えるのは「ハードディスクのメーカーが公開しているlow level formatのツールを使う」ことです。

ハードディスクのメーカーと言えば、Western Digitalが安くて信頼性も高いです。
私は、LinkStationに入れるハードディスクには、昔からこれを使っていました。

・・という訳で、ここからはWestern Digitalに限定したlow level formatの話題です。

ツールがあるか調べてみましょう。
これまた簡単には正解に辿り着きません。
Acronis DriveCleanserを紹介しているページがヒットしますが、これは誤報のようです。
真実はWestern Digitalの英文ページにあります。

How to low level format or write zeros (Erase) to a WD hard drive or SSHD

「How to low level format or write zeros (Erase) to a WD hard drive or SSHD」というFAQで、よく読むと「write zeros (full erase)」によってlow level formatが行われる・・と書かれています。

関連回答として「How to low level format or write zeros (Erase) to a WD hard drive or SSHD」と書かれているところもクリックして中身を確認するとよく分かります。

write zeros (full erase) の入手方法は以下の通り。

Western DigitalのSupportページにアクセス

昔のWestern DigitalのHDD製品のサポートは以下のホームページに移転してました。

WD Support

Western Digitalの現在の公式ホームページとはサイトが違うので要注意です。

Western Digital Support

検索窓に今回フォーマットしたいハードディスクの型名を入力

正確な型名が分かる場合は、トップページからすぐに検索窓に行った方が速いです。

私の場合は「WD10EADS-00L5B1」が型名でした。「WD10EADS」とだけ入力すればOKです。

Downloadのタブをクリック

サポート終了とか書かれていますが、画面の下の方へ進むと、ちゃんとDownloadページはあります。

Data Lifeguard Diagnostic for Windows

Data Lifeguard Diagnostic for Windows」をクリックしてダウンロードします。

「Data Lifeguard Diagnostic for Windows」をインストールして実行します。

慎重に今回low level formatしたいハードディスクを選択

同じ型名のHDDが2本以上ある時は、右クリックしてプロパティを確認すればドライブ名が確認出来ます。

利用中のドライブを選ばないように細心の注意を!

ダブルクリックして「WRITE ZEROS」を選択して、実行

オプションで「FULL ERASE write zeros to the entire drive」を選択します。

「OK」で、low level formatがスタート(数時間かかります)

実際のツールの実行方法は、以下の公式ページにもイメージ付きで載っています。

How to low level format or write zeros (Erase) to a WD hard drive or SSHD

英語のページですが、下手な日本語のページよりも、ずっと明確に分かりやすく書かれています。

low level format が終わったハードディスクは、念のため、同じツール内で「QUICK TEST」を実行することをおススメします。

ここで変な音がすることなく、QUICK TESTにPASSしてくれないと、low level formatの効果が無かったことになってしまいます。

私の問題の旧Disk2は、静かにQUICK TESTをクリアしました。
途中、進行が遅い気がしましたが、どうも表示上の仕様のようです。

これで、旧Disk2も不良セクタを読み飛ばして再利用できる状態になりました!

Windows10にアップグレードしたら、LinkStationのHDDが壊れて立ち上がらなくなり、パソコンからLinuxの機能を駆使して完全復旧させた私の体験の一部始終を読みたい方は、以下の記事から進んで下さい。

故障したLinkStationから自力でデータ復旧した方法